ストラヴィンスキー「三つの小品」②
今回はストラヴィンスキー「三つの小品」の第二楽章について書いていきたいと思います。
まずこの表記。
8分音符=8分音符、16分音符=16分音符まではいいとして、次の16分音符が3つ=8分音符。
どうでしょう?読み方によっては16分音符3つの塊は3連符として吹くという事にも取れるような。。。。
これすごく聞いてみたいところだったので、師匠に聞いてみました。
結果こういう事でした↓
ということは、メトロノームを8分音符に設定して練習するときはこういう譜割りになるわけです。
でも最初の<レ-ド-ミ♭-レ>を一つのグループとして吹くのはすごくソルフェージュ的に難しいので、書いてあるグループ分けで良いのかと思います。
もちろん8分音符でなく16分音符で取るのでも良いのかもしれないですね☺️
そしてこの第二楽章は8分音符=168なので第三楽章よりも第二楽章の方がテンポが早いことになります。
楽譜に書いてあるので当たり前といえば当たり前なのですが、よく第三楽章が一番早い演奏を聴くことがあります。すごくコントロールが必要なところだから絶対忘れないでね。と繰り返し注意がありました😅
そしてご存知の方も多いと思いますが、◯がしてあるソ♭は替え指を使いましょう。
さて、フェルマータから先に行きましょう。
ここからは動と静が代わる代わる出てくる場所です。
ニュアンスはppですが、歯切れが良く、エネルギーがppの中にきっちり詰まっているイメージで。
昔何かの文章で、ここはサーカスのクマ使いがクマをタンバリンで調教をしているところなんだ!と書いている方がいらっしゃいました。
なるほど😳そんな感じ!
次はmpでニュアンスは先程より大きい表示となりますが、ここは静の部分。前の動のフレーズとはきっちり区別をつけます。
mpの中で大きなスラーを感じてしっかり歌います。
この控え目なニュアンスの中で妖しさ満点のこのフレーズが私は好きなところだったりします😏
そし後半部分は冒頭と同じく、16分音符は16分音符として取っていきます。
最後のフレーズの高いソは難しいけれど、音程が絶対ジャストな指で。でもそうなるとノーマルの指になるから難しいのよねー🤣と師匠。
第三楽章はまた次の会で。
お読みくださりありがとうございました😊