ストラヴィンスキー「三つの小品」①
以前に書きましたが、私は現在フランスのコンセルヴァトワールにて音楽留学生としてクラリネットのレッスンを受けています。
受けるレッスンは毎回内容が濃く、新しい解釈に触れる度ワクワクドキドキします。
そんなレッスンをノートを書き残していきたいと思い、ブログに公開することにしました。
もちろん、色々な解釈がありますし、これが絶対ではありません。
でも一つの情報として、知っておくことは自分の引き出しを増やす上でとても大事なことだと思います。
ぜひ興味のある方は覗いてみてください☺️
第一回目はストラヴィンスキーの「三つの小品」より第一楽章です。
テンポ、ブレスの場所、フレーズは絶対守る必要があります。
自分の解釈や都合でブレスの位置を増やしたり、指定テンポよりゆっくり、またテンポを揺らして演奏することは、この作品に関しては厳禁です。
ただ一箇所、改定後の譜面を持っている方は注意するべきブレスマークがあります。
14小節目にあるブレスマーク、私の師匠によると、一般的にここはブレスを取らないそうです。
試しにここでブレスを取らないで吹いてみてください。この一段に一貫性が出てフレーズが流れるようになります。
全体を通してですが、
装飾音は急がずしっかり歌います。
フレーズの最後の音がスラースタッカートの時、スラーのみの時、しっかり吹き分けてみましょう。
スラースタッカートをより短くというよりは、この曲の性格からすると、スラーのみの場合しっかり最後まで丁寧に歌うことが吹き分けに繋がると思います。
次回は第二楽章を取り上げたいと思います☺️