リュエフ「コンセルティーノ」②
前回はお天気の話で終わってしまったので笑
今回は曲の内容を☺️
冒頭は戯けたようなキャラクターから始まりますが、その中で時々滲み出るメランコリが、なんともおフランス🇫🇷
中盤のAdagioの楽章の3連符は絶対走らないように、ねっとりと歌い上げるつもりで。
カデンツの部分ですが、少し長めに間を取る場所に印をつける指示があったので載せておきます。
Agagioの流れからpoco animato の指示があり、カデンツに入るため、ここはAdagioからのストーリーが続いている必要があります。
普段からこういう考え方をしている方も多いかもしれませんが、
私にとって「へぇぇぇ!」と思ったところがあるのでご紹介します。
上の段の一番右端のフェルマータの後です。
分かりにくいかもしれませんが「」が見えますか?
師匠がしてくれた印なのですが、
こういう区切りで考えると指がスムーズに動きやすいでしょう。と。
でも頭拍をズラしてしまってはいけないので、あくまでも「音列」の捉え方としてです。
そういえば、こっちの子供のソルフェージュの課題でこういうのがありました。
拍子も何もない音列。
これを出来るだけ早く歌いなさいというもの。
子供は考える。
2個ずつ取ってみる........
うーん。悪くはないけど、流れない気がして早く歌えない。
区切らないでつらつら歌ってみる.......
うーん覚えられない
そもそも拍子がないんだから、音列が覚えやすい塊を作って歌ってみよう。
「ドレミ・レミファ・ミファソ・ファレミ・ドソ」
「ソファミ・ファミレ・ミレド・ミレファ・ミソ」..........
できた!!!!!!!!
私は課題を見ただけだったから、先生が意図する正解が何かは分からないけど、カデンツで登場した音列の考え方は、この課題に実に似ている気がします。
特にフランス人作家の曲は、このトリックを知っているとスムーズになる曲が多い気がします🤔
なかなか身体と頭が一致しないフレーズができたら試してみてください。
後半は③に続きます。
今回もお読みいただきありがとうございました😊