パリに来たきっかけ②

もともと海外で勉強できたらいいなとうっすら希望はあったものの、なかなか殻から飛び出す事はできず「私には縁のないもの」だと決め付けてきました。

 

しかし、常に音楽する上で「何かの違和感」が拭えなかったのも事実でした。

 

音楽的なセンスがあれば、きっとカヴァーが出来るのだろうけど、

私はなにをやっても分からなくて、

本当に困ってしまって。。


そんな時に、フランス人クラリネット奏者のマスタークラスの動画を見つけました。

ストラヴィンスキーの「三つの小品」のレッスンでした。その曲は、よく課題になるし、クラリネット奏者なら馴染み深く、私もよく知っている曲です。

 

言葉はチンプンカンプンだったけれど、その動画に釘付けになりました。

 

「なんだ!?これは?」と思うくらい、リズムの感じ方の違い。
その時「あぁ、違和感はこれか。。そうか。フランスへ行かなきゃ。」

と思って、

その後は死ぬほど面倒な作業がありましたが、トントンとスムーズに事が進みました。(また違う機会に留学手続きも書きたいと思います。)

 

何か逆らえない、見えない力が背中を押してくれていた。


色々悩むことはあったけれど、

この流れに身を任せてみようと思って、

今、パリに居る。

なんだか不思議なご縁です。